X脚の原因とカイロプラクティックのアプローチ:骨盤・股関節の歪みに着目

X脚は、両膝の内側が必要以上に近づき、立位時に膝下が外側に湾曲する状態を指します。その原因は多岐にわたりますが、骨盤の歪みや股関節の内旋、膝関節のアライメント不良、足部の過回内などが複合的に関わっていることが多いとされています。長時間の不良姿勢、筋力不足、遺伝的要因などもX脚を引き起こす可能性があります。

カイロプラクティックでは、X脚を単に膝の変形として捉えるのではなく、全身の骨格のバランス、特に骨盤と股関節の機能に着目します。骨盤の傾きや仙腸関節の機能不全は、股関節の外旋筋群や内転筋群のアンバランスを引き起こし、大腿骨の内旋を招きやすくなります。股関節の可動域制限や周囲の筋肉の緊張は、膝関節への不自然なストレスとなり、X脚を悪化させる要因となります。

カイロプラクティックのアプローチでは、まず丁寧な問診と姿勢分析、触診、可動域検査などを通して、X脚の根本的な原因を探ります。骨盤の歪み、股関節の可動域制限、筋肉のアンバランスなどを特定し、個々の状態に合わせた施術計画を立てます。

具体的な施術としては、骨盤や仙腸関節の機能回復を目的としたアジャストメント(手技による矯正)、股関節周囲の筋肉の緊張緩和のための軟部組織リリース、関節の可動域改善のためのモビライゼーションなどが行われます。また、正しい姿勢や歩き方を指導し、X脚の再発予防のためのエクササイズやストレッチなども提案されます。

カイロプラクティックは、X脚の原因となる骨盤や股関節の歪みに直接アプローチすることで、膝関節への負担を軽減し、アライメントの改善を目指します。ただし、X脚の程度や原因によっては、他の医療機関との連携が必要となる場合もあります。

2025年4月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : okada-minoru-home