O脚の原因となる筋肉とその働き
O脚は、足を揃えて立った時に、両膝かふくらはぎの間が3センチ以上(指2本)あいてしまう状態です。このO脚には、整体で改善できる見た目O脚と、骨格が曲がってしまっている構造的O脚があります。自分がどちらのタイプかを知ることで、適切な対策ができます。この記事では、見た目O脚の原因となる筋肉について解説します。
内転筋とは? O脚との関係は?
内転筋は、太ももの内側にある5つの筋肉の総称です。恥骨筋、短内転筋、長内転筋、大内転筋、薄筋がそれにあたります。内転筋は主に足を閉じるために働く筋肉で、骨盤を正しい位置に保つ働きも持っています。そのため、内転筋が衰えることで足を閉じる力が弱くなり、外側に広がってしまうというわけです。座っている時に無意識に足が開いてしまうという方は、内転筋が衰えている可能性が高いでしょう。また、歩き方が内股になっている方も要注意です。内股になっているということは重心が外側に位置するため、内転筋があまり使われず衰えやすくなっています。O脚の原因は様々ですが、代表的なものとして「筋肉の衰え」が挙げられます。その中でも、特に内転筋の衰えがO脚に大きく影響しています。
小臀筋・中臀筋とは? O脚との関係は?
小臀筋・中臀筋は、お尻のインナーマッスルと呼ばれる深層の筋肉です。小臀筋は骨盤の安定や股関節の外旋を担当し、中臀筋は骨盤の安定や股関節の外側への引き上げを担当します。小臀筋・中臀筋は、足を外側に開く動作で使われます。この動作は、O脚を改善するために必要な動作です。O脚は足が外側に広がってしまう状態ですから、逆に足を外側に開くことでO脚を矯正することができます。しかし、小臀筋・中臀筋は普段あまり使われないため、衰えやすい筋肉です。小臀筋・中臀筋が衰えると、骨盤や股関節が不安定になり、O脚を悪化させる可能性があります。O脚を改善するためには、小臀筋・中臀筋を鍛えてお尻のインナーマッスルを強化することが重要です。
O脚を改善するための内転筋トレーニング
O脚を改善するためには、内転筋を鍛えるトレーニングが効果的です。内転筋は足を閉じる動作で使われるため、足を開閉する動作で鍛えることができます。ここでは、自宅で簡単にできる内転筋トレーニングを2つご紹介します。