側弯症とは何か?原因や症状、診断方法などを解説
側弯症とは何か?原因や症状、診断方法などを解説します。側弯症とは、背骨が左右に曲がってしまう病気です。側弯症は、成長期の子供や若者に多く見られますが、大人にも発症することがあります。側弯症は、放置すると悪化して、呼吸や心臓などの内臓に影響を及ぼすことがあります。側弯症の原因や症状、診断方法について、以下の見出しで詳しく説明します。
側弯症とは、背骨が左右に曲がってしまう病気です
側弯症とは、背骨が左右に曲がってしまう病気です。背骨は、本来は真っ直ぐに立っているはずですが、側弯症の場合は、背骨がS字やC字に曲がってしまいます。背骨が曲がると、肋骨や骨盤も一緒にずれてしまい、身体のバランスが崩れます。背骨が曲がる方向によって、側弯症は右側弯症と左側弯症に分けられます。側弯症の程度は、背骨の曲がり角度で判断されます。背骨の曲がり角度が10度未満の場合は、側弯症ではなく、姿勢の悪さと考えられます。背骨の曲がり角度が10度以上の場合は、側弯症と診断されます。背骨の曲がり角度が40度以上の場合は、重度の側弯症とされます。
側弯症の原因や症状、診断方法について詳しく説明します
側弯症の原因や症状、診断方法について詳しく説明します。側弯症の原因は、明確には分かっていませんが、以下のような要因が関係していると考えられます。
- 遺伝的な要因:側弯症は、家族に側弯症の人がいると発症しやすいと言われています
- ホルモンの要因:側弯症は、成長期の子供や若者に多く見られますが、これは、ホルモンの変化が背骨の成長に影響を与えるためと考えられます
- 筋肉や神経の要因:側弯症は、筋肉や神経の異常が背骨のバランスを崩すことで引き起こされる場合もあります
側弯症の症状は、以下のようなものがあります。
- 背中や腰の痛みやこり
- 肩や骨盤の高さが左右で違う
- 胸や腹部の突出や凹み
- 立ったり歩いたりするときのバランスの悪さ
側弯症の診断方法は、以下のようなものがあります。
- 視診:側弯症の方は、上半身裸になって前かがみになると、背中の凸凹が目に見えて分かります
- X線検査:側弯症の方は、X線写真で背骨の曲がり角度を測定することができます
- コブス角:側弯症の方は、コブス角という指標で側弯症の程度を判断することができます。コブス角とは、背骨の曲がり角度の最大値のことです