首の痛みが続くときに疑うべき病気とは?
首の痛みは、筋肉の緊張や姿勢の悪さなどで起こることが多いですが、時には重大な病気のサインとなることもあります。首の痛みが続くときは、脊柱靱帯骨化症などの神経系の病気を疑う必要があります。
首の痛みの原因はさまざま
首の痛みの原因はさまざまで、筋肉や靭帯の炎症や損傷、頚椎の変形やずれ、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症、頚椎捻挫、頚部痛性筋痙攣症候群などがあります。これらの病気は、姿勢の悪さや長時間のデスクワーク、ストレス、加齢などによって起こりやすくなります。
脊柱靱帯骨化症は首の痛みの代表的な病気
脊柱靱帯骨化症は、首の痛みの代表的な病気の一つです。脊柱靱帯骨化症とは、脊柱管の前方にある後縦靭帯が骨化して、脊髄や神経根を圧迫する病気です。脊柱靱帯骨化症は、国が定める「指定難病」の一つとなっています。
脊柱靱帯骨化症の原因とリスク要因とは?
脊柱靱帯骨化症の原因は不明ですが、遺伝や加齢、外力、代謝などが関係すると考えられています。脊柱靱帯骨化症は、家族内での発症が多いことや、糖尿病や肥満などが発症に影響することが知られています。
脊柱靱帯骨化症の原因は不明だが遺伝や加齢などが関係
脊柱靱帯骨化症の原因は不明ですが、遺伝や加齢などが関係すると考えられています。脊柱靱帯骨化症は、遺伝子の異常や変異が原因で靭帯が骨化しやすくなるという説があります。また、加齢によって靭帯の弾力性が低下し、骨化しやすくなるという説もあります。
糖尿病や肥満などが脊柱靱帯骨化症の発症に影響
糖尿病や肥満などが脊柱靱帯骨化症の発症に影響することが知られています。糖尿病や肥満は、カルシウムやビタミンDの代謝を乱し、靭帯の骨化を
黄色靭帯骨化症の原因とは?
黄色靭帯骨化症のはっきりとした原因は分かっていません。 しかし、脊柱管内靱帯骨化症の部分症状であると考えられているほか、遺伝や加齢、外力、代謝などが関与するものとされています。 このような因子により黄色靭帯が骨化し大きくなった結果、神経を圧迫することで諸症状を引き起こします。
遺伝的素因が関係する可能性が高い
黄色靭帯骨化症は、家族内での発症が多いことや、日本人や中国人などの東アジア人に多いことから、遺伝的素因が関係する可能性が高いと考えられています。 遺伝子の異常や変異が靭帯の骨化を促進するという説がありますが、具体的な遺伝子はまだ特定されていません。
加齢や外力などが骨化を進行させる
黄色靭帯骨化症は、加齢に伴って靭帯の弾力性が低下し、骨化しやすくなるという説があります。 また、外力や姿勢の悪さなどによって、靭帯にストレスがかかり、骨化を進行させるという説もあります。 これらの要因は、骨化の部位や範囲にも影響すると考えられています。
黄色靭帯骨化症の症状とは?
黄色靭帯骨化症の症状は、骨化の部位や程度によって異なりますが、一般的には、首や背中の痛み、手足のしびれや痛み、筋力低下や麻痺などの神経障害がみられます。 重症になると、歩行困難や排尿・排便障害などが起こることもあります。
首や背中の痛みが初期症状として多い
黄色靭帯骨化症では、首や背中の痛みが初期症状として多くみられます。 これは、骨化した靭帯が脊柱管を狭め、脊髄や神経根に圧力をかけることで起こります。 痛みは、骨化の部位によって首や背中のどこに感じるかが異なります。 痛みは、動かしたときや姿勢を変えたときに悪化することがあります。
手足のしびれや痛み、筋力低下や麻痺などの神経障害が進行する
黄色靭帯骨化症では、手足のしびれや痛み、筋力低下や麻痺などの神経障害が進行することがあります。 これは、骨化した靭帯が脊髄や神経根を圧迫し、神経の伝達を妨げることで起こります。 神経障害は、骨化の部位によって手足のどの部分に出るかが異なります。 神経障害が重度になると、歩行困難や排尿・排便障害などが起こることもあります。