疲労回復におすすめの市販薬とは?薬剤師が解説する選び方と注意点

市販薬の種類と選び方

市販薬には、主に以下のような種類があります。

慢性疲労

ビタミンB群系:ビタミンB1, B2, B6, B12, ナイアシンなどが含まれるもので、食事から摂取した糖質や脂質をエネルギーに変える働きをサポートします。食事が偏りがちな人やエネルギー不足を感じる人におすすめです。
マルチビタミン&ミネラル系:ビタミンB群以外にもビタミンA, C, D, E, Kなどやカルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが含まれるもので、体全体の健康維持や免疫力向上に役立ちます。栄養バランスが悪い人や風邪をひきやすい人におすすめです。
アミノ酸系:アミノ酸はタンパク質の構成要素であり、筋肉や皮膚などの組織形成や修復に必要です。また、エネルギー源としても利用されます。アミノ酸系の市販薬には、アルギニンやオルニチンなどが含まれるものがあります。肉体的な疲労や筋肉痛を感じる人や運動後の回復におすすめです。
生薬系:漢方薬や薬用酒などは生薬と呼ばれる植物や動物由来の成分を用いたもので、気血水(きけつすい)という概念に基づいて体調を整える効果があります。気血水はそれぞれ生命活動に必要なエネルギー(気)、血液(血)、水分(水)を表します。生薬系の市販薬には、人参や朝鮮人参、高麗人参などが含まれるものがあります。精神的な疲労や不眠、冷え性などを感じる人やじっくりと体質改善したい人におすすめです。
市販薬を選ぶときは、自分の疲労の原因や症状を把握し、必要な栄養素や成分を補うものを選びましょう。また、市販薬にはそれぞれ用法や用量がありますので、必ず説明書をよく読んでから使用しましょう。副作用や注意事項も確認してください。市販薬はあくまで疲労回復のサポートであり、根本的な解決にはなりません。疲労がひどい場合や長期間続く場合は、医師に相談することをお勧めします。

おすすめの市販薬とその効果

ここでは、各種類の市販薬の中からおすすめのものをいくつか紹介します。それぞれの市販薬の特徴や効果、価格などを比較してみましょう。

疲労

ビタミンB群系

リポビタンD:ビタミンB1, B2, B6, ナイアシン, パントテン酸, イノシトール, タウリンなどが含まれるドリンクタイプの医薬品です。エネルギー代謝を促進し、疲労回復や神経系の機能をサポートします。1日1本(100ml)を目安に飲みます。価格は約200円です。
アリナミンEXプラス:ビタミンB1, B2, B6, B12, ナイアシン, パントテン酸, ビオチン, 葉酸などが含まれる錠剤タイプの医薬品です。エネルギー代謝を促進し、疲労回復や神経系の機能をサポートします。1日3回、食後に1錠ずつ服用します。価格は約1000円です。
ストレスサポート:ビタミンB1, B2, B6, B12, ナイアシン, パントテン酸, ビオチン, 葉酸, マグネシウムなどが含まれる錠剤タイプの医薬品です。エネルギー代謝を促進し、疲労回復や神経系の機能をサポートします。ストレスによる疲労感やイライラ感にも効果があります。1日3回、食後に1錠ずつ服用します。価格は約1500円です。

慢性疲労とカイロプラクティック

マルチビタミン&ミネラル系

セントラム:ビタミンA, C, D, E, Kなど13種類とカルシウム、マグネシウム、亜鉛など11種類のミネラルが含まれる錠剤タイプのサプリメントです。体全体の健康維持や免疫力向上に役立ちます。1日1錠を目安に飲みます。価格は約2000円です。
ビオフェルミンS:ビタミンB1, B2, B6, B12, ナイアシン, パントテン酸, ビオチン, 葉酸などのビタミンB群と乳酸菌が含まれる錠剤タイプの医薬品です。エネルギー代謝を促進し、疲労回復や神経系の機能をサポートします。また、乳酸菌は腸内環境を整える効果があります。1日3回、食後に2錠ずつ服用します。価格は約1000円です。
ハイチオールC:L-システインとビタミンCが含まれる錠剤タイプの医薬品です。L-システインはアミノ酸の一種であり、肝臓で解毒作用をする働きがあります。また、ビタミンCは抗酸化作用や免疫力向上に役立ちます。アルコールやタバコなどの有害物質による疲労や肝機能障害におすすめです。1日3回、食後に1錠ずつ服用します。価格は約500円です。

慢性疲労と整体

市販薬の注意点と副作用

市販薬は簡単に手に入れることができますが、それだけに安易に使用すると危険な場合もあります。市販薬を使用するときは、以下のような注意点や副作用に気を付けましょう。

用法や用量を守る:市販薬にはそれぞれ用法や用量が定められています。必ず説明書をよく読んでから使用しましょう。過剰摂取すると副作用が起こる可能性があります。
他の薬との併用を避ける:市販薬と他の薬(処方薬や別の市販薬など)を同時に使用すると、相互作用が起こる可能性があります。相互作用とは、薬同士が影響し合って効果が強くなったり弱くなったりしたり、副作用が増えたりしたりすることです。例えば、ビタミンB群系の市販薬と抗うつ薬を併用すると、神経系の過敏症状や高血圧などが起こる可能性があります。また、生薬系の市販薬と抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を併用すると、出血傾向が高まる可能性があります。併用する場合は必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
妊娠中や授乳中は使用しない:妊娠中や授乳中は、市販薬の成分が胎児や乳児に影響を与える可能性があります。例えば、ビタミンAは過剰摂取すると先天異常のリスクが高まります。また、アミノ酸系の市販薬に含まれるアルギニンやオルニチンは、胎児や乳児の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。妊娠中や授乳中は市販薬を使用しないか、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
アレルギー体質や持病がある場合は注意する:市販薬の成分に対してアレルギー反応が起こる可能性があります。アレルギー反応とは、かゆみや発疹、呼吸困難などの症状が起こることです。また、持病がある場合は、市販薬の成分が病状を悪化させる可能性があります。例えば、高血圧や心臓病などの循環器系の病気がある場合は、生薬系の市販薬に含まれる人参や朝鮮人参などは血圧を上げる作用があるため避けるべきです。アレルギー体質や持病がある場合は市販薬を使用しないか、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

疲労とカイロプラクティック

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2023年10月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : okada-minoru-home