肩こりの原因となる病気について詳しく解説します。
肩こりは現代人にとって非常に身近な悩みですが、単純な筋肉疲労だけでなく、様々な病気が原因となっていることがあります。
肩こりの原因となる主な病気
肩こりの原因となる病気は、大きく分けて以下の3つに分類できます。
1. 筋肉や関節の病気
- 肩関節周囲炎 (五十肩): 加齢や使いすぎによって肩関節が炎症を起こし、肩の動きが制限される病気です。
- 頸椎椎間板ヘルニア: 首の骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで肩や腕に痛みやしびれが生じます。
- 肩の腱板断裂: 肩を動かすための腱が切れてしまい、肩に力が入らなくなったり、痛みが生じたりします。
- 胸郭出口症候群: 首や肩の神経や血管が圧迫されることで、肩や腕の痛み、しびれ、冷感などが現れます。
2. 内臓の病気
- 心臓病: 狭心症や心筋梗塞など、心臓の病気でも肩に痛みを感じることがあります。
- 肺がん: 肺がんが進行すると、肩や背中にも痛みが出る場合があります。
- 胆石: 胆石が胆管を塞ぐと、右肩に痛みを感じることがあります。
3. 神経の病気
- 帯状疱疹: 水疱を伴う痛みがあり、肩や背中にも症状が出ることがあります。
- 多発性硬化症: 中枢神経の病気で、肩の痛みや脱力感などが現れることがあります。
肩こりの原因となるその他の要因
- ストレス: ストレスは筋肉を緊張させ、血行不良を引き起こし、肩こりを悪化させます。
- 姿勢の悪さ: 猫背や長時間同じ姿勢での作業は、肩の筋肉に負担をかけ、肩こりを引き起こします。
- 運動不足: 運動不足は筋肉の柔軟性を低下させ、肩こりの原因となります。
- 冷え性: 冷え性は血行不良を引き起こし、肩こりを悪化させます。
肩こりの診断と治療
肩こりの原因を特定するためには、医師による診察が必要です。問診や身体診察に加え、レントゲン検査、MRI検査、血液検査などを行うことがあります。
治療法は、原因によって異なります。
- 薬物療法: 消炎鎮痛剤、筋肉弛緩剤などが処方されます。
- 物理療法: 温熱療法、電気療法、マッサージなどが行われます。
- 運動療法: 肩周りの筋肉をストレッチしたり、筋力トレーニングを行うことで、肩こりを改善することができます。
- 手術: 腱板断裂や椎間板ヘルニアなど、手術が必要な場合もあります。
肩こりの予防
- 正しい姿勢を保つ: 猫背を避け、肩をリラックスさせましょう。
- 定期的な運動: ストレッチや軽い運動を習慣化しましょう。
- 温浴: 温かいお風呂に浸かることで、筋肉の緊張をほぐすことができます。
- ストレス解消: ヨガや瞑想など、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
いつ病院を受診すべきか
- 肩こりが長期間続く場合
- 肩こりとともに、腕のしびれや痛み、動きの制限がある場合
- 肩こりが日常生活に支障をきたす場合
- その他、気になる症状がある場合
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