肩こりの原因となる病気について
肩こりは現代人にとって非常に身近な悩みですが、その原因は単なる疲労だけでなく、様々な病気が隠れている可能性もあります。
肩こりを引き起こす可能性のある病気
肩こりを訴える疾患は多岐にわたります。以下に代表的なものをいくつかご紹介します。
1. 神経系の病気
- 頸椎椎間板ヘルニア: 頚椎の椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで肩や腕に痛みやしびれが生じます。

- 頸椎症: 頚椎の変性が原因で神経が圧迫され、肩こりや腕の痛み、しびれなどが起こります。
- 胸郭出口症候群: 首から腕にかけての神経や血管が圧迫されることで、肩こりや腕の痛み、痺れなどが起こります。
2. 内科的な病気
- 高血圧: 高血圧は、肩こりの原因となるだけでなく、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こす可能性があります。
- 貧血: 貧血は、体に酸素が十分に行き渡らないため、肩こりや疲労感を感じやすくなります。
- 更年期障害: 女性ホルモンのバランスが崩れることで、肩こりや頭痛、イライラ感などの症状が現れることがあります。
3. 精神的な病気
- うつ病: うつ病は、肩こりだけでなく、全身の倦怠感や意欲の低下などの症状を伴うことがあります。
- 不安障害: 不安が慢性化すると、筋肉が緊張し、肩こりや頭痛を引き起こすことがあります。
4. その他の病気
- 心疾患: 狭心症や心筋梗塞などの心疾患は、肩や腕に痛みを感じることがあります。
- 眼精疲労: 長時間のデスクワークなどにより目が疲れると、肩や首の筋肉が緊張し、肩こりを感じることがあります。
肩こりと診断されるまで
肩こりの原因を特定するためには、医師による問診や身体診察、画像検査などが行われます。
- 問診: いつから肩こりを感じるか、どのような体勢で痛みが悪化するのか、他に気になる症状はないかなどを詳しく聞かれます。
- 身体診察: 首や肩の動き、筋肉の硬さなどを調べます。
- 画像検査: X線、MRI、CTなどの画像検査で、骨や神経の状態を詳しく調べます。
治療
肩こりの治療法は、原因によって異なります。
- 薬物療法: 痛み止めや筋肉の緊張を緩める薬などが処方されます。
- 物理療法: 温熱療法、電気療法、マッサージなどを行います。
- 運動療法: 肩や首の筋肉を柔軟にするための運動を行います。
- ブロック注射: 神経の痛みをブロックする注射を行います。
日常生活での注意点
- 姿勢を正す: 猫背や同じ姿勢を長時間続けることは、肩こりの原因となります。
- 適度な運動: ストレッチや軽い運動をすることで、筋肉の緊張をほぐすことができます。
- リラックス: 入浴や軽いアロマテラピーなど、リラックスできる時間を作りましょう。
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