首の筋肉とは?機能や働き、種類について
首の筋肉とは、首や頭部を支えたり動かしたりするための筋肉です。首の筋肉は、大きく分けて以下のような種類があります。
・頸部(けいぶ)の筋肉
頸部(けいぶ)の筋肉とは、首の前面や側面にある筋肉です。頸部の筋肉は、主に以下のような機能や働きがあります。
- 頭部の前屈(ぜんくつ)や後屈(こうくつ)、左右屈(さゆうくつ)などの動作を行います。
- 嚥下(えんげ)や発声(はっせい)などの機能に関与します。
- 血液やリンパ液(りんぱえき)の流れを促進します。
頸部の筋肉には、以下のようなものがあります。
- 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん):鎖骨(さこつ)と乳突(にゅうとつ)という骨に付着する筋肉です。頭部を前屈したり、反対側に回したりします。
- 斜角筋(しゃかくきん):頭蓋骨(とうがいこつ)と胸鎖乳突筋に付着する筋肉です。頭部を後屈したり、同じ側に回したりします。
- 胸骨甲状筋(きょうこつこうじょうきん):胸骨(きょうこつ)と甲状腺(こうじょうせん)に付着する筋肉です。頭部を前屈したり、嚥下したりします。
- 胸骨舌骨筋(きょうこつぜっこつきん):胸骨と舌骨(ぜっこつ)という骨に付着する筋肉です。舌骨を下げたり、嚥下したりします。
・頚椎(けいつい)の筋肉
頚椎(けいつい)の筋肉とは、首の後面にある筋肉です。頚椎の筋肉は、主に以下のような機能や働きがあります。
- 頭部や背骨の安定化や保持を行います。
- 頭部や背骨の前屈や後屈、左右屈などの動作を行います。
- 姿勢やバランス感覚に関与します。
頚椎の筋肉には、以下のようなものがあります。
- 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん):仙骨(せんこつ)から頭蓋骨まで走る長い筋肉です。背骨を後屈したり、同じ側に屈したりします。
- 脊柱回旋筋(せきちゅうかいせんきん):背骨の横にある筋肉です。背骨を反対側に回したりします。
- 頚部小複筋(けいぶしょうふくきん):頚椎と肋骨(ろっこつ)に付着する筋肉です。背骨を後屈したり、同じ側に屈したりします。
- 頚部大複筋(けいぶだいふくきん):頚椎と肩甲骨(けんこうこつ)に付着する筋肉です。背骨を後屈したり、反対側に回したりします。
首の筋肉を鍛えるメリットとは?首の痛みの予防や改善に効果的な理由
首の筋肉を鍛えるメリットとは、以下のようなものです。
・首や肩の負担を軽減する
首や肩の負担を軽減するというメリットは、首の筋肉を鍛える最大の目的です。首や肩に負担がかかると、筋肉が緊張したり炎症したりして、痛みやこわばりを引き起こします。また、関節や靭帯(じんたい)などが変形したり損傷したりして、神経が圧迫されたり刺激されたりして、痛みを引き起こします。首の筋肉を鍛えると、首や肩にかかる力を分散させたり吸収させたりすることができます。これにより、筋肉や神経にかかる負担を軽減することができます。
・姿勢やバランス感覚を改善する
姿勢やバランス感覚を改善するというメリットは、首の筋肉を鍛える副次的な目的です。姿勢やバランス感覚は、首の筋肉が大きく関与しています。姿勢やバランス感覚が悪いと、首や背中に歪みやずれが生じます。これにより、血流や神経の流れが悪くなったり、内臓や免疫系などの機能が低下したりします。首の筋肉を鍛えると、姿勢やバランス感覚を正常に保つことができます。これにより、血流や神経の流れを改善したり、内臓や免疫系などの機能を高めたりすることができます。
首に効く筋トレ方法とは?自宅でできる簡単なエクササイズ
首に効く筋トレ方法とは、以下のようなものです。
・顔文字体操(かおもじたいそう)
顔文字体操(かおもじたいそう)とは、顔文字(かおもじ)の形を真似て口や目を動かすエクササイズです。顔文字体操は、以下のように行います。
- 口を大きく開けて「あ」と言います。このとき、舌を下に押し出します。
- 口を横に広げて「え」と言います。このとき、目を見開きます。
- 口を丸くして「お」と言います。このとき、目を細めます。
- 口を上に引き上げて「う」と言います。このとき、眉を下げます。
- 口を下に引き下げて「い」と言います。このとき、眉を上げます。
- これらの動作を10回ずつ繰り返します。
顔文字体操は、首や顔の筋肉を鍛えるだけでなく、表情筋(ひょうじょうきん)を鍛えることもできます。表情筋を鍛えると、小じわやたるみなどの老化現象を防ぐことができます。
・首のストレッチ
首のストレッチとは、首の筋肉を伸ばして血流を良くするエクササイズです。首のストレッチは、以下のように行います。
- 座って背筋を伸ばします。
- 右手で左耳の下あたりを押さえます。
- 左手で右頬(ほお)の下あたりを押さえます。
- 両手で首を左にひねります。このとき、「ポキッ」という音が聞こえたり、「ズキッ」という痛みが感じられたりすることがありますが、これは正常な反応です。
- 10秒ほどこの姿勢をキープして、ゆっくりと元に戻します。
- 反対側も同様に行います。
- これを数回繰り返します。
首のストレッチは、首や肩の痛みやこわばりを和らげるだけでなく、頭痛やめまいなどの症状を改善することもできます。首のストレッチは、一日に数回行いましょう。
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