疲労の原因は甲状腺機能異常!甲状腺機能亢進症・低下症の症状と治療法とは?

甲状腺とは何か?その働きと疲労との関係

甲状腺とは、首の前面にある蝶形の内分泌器官のことです。甲状腺は、甲状腺ホルモンと呼ばれるホルモンを分泌し、体の代謝や成長、発達などに影響を与えます。甲状腺ホルモンは、エネルギー消費や体温調節、心拍数や血圧などの自律神経系の働きにも関与します。甲状腺ホルモンの分泌量は、視床下部や下垂体という脳の部位から出る別のホルモンによって調節されます。甲状腺ホルモンの分泌量が適切でないと、甲状腺機能異常という病気になります。甲状腺機能異常は、疲労やだるさなどの不快な症状を引き起こします。この章では、甲状腺の構造と位置や、甲状腺ホルモンの種類と作用について詳しく解説します。

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甲状腺の構造と位置

甲状腺は、首の前面にある蝶形の内分泌器官です。甲状腺は左右に分かれた二つの部分(左右葉)からなり、それぞれが気管の両側に位置しています。左右葉は中央部(峡部)でつながっています。甲状腺は約20グラム程度の重さで、大人では長さが約5センチメートル、幅が約3センチメートルです。甲状腺は血液やリンパ液によって栄養や酸素を供給されています。また、甲状腺は神経にも支配されており、自律神経系や感情などにも影響を受けます。

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甲状腺ホルモンの種類と作用

甲状腺ホルモンとは、甲状腺から分泌されるホルモンのことで、主に二種類あります。一つはT4(チロキシン)と呼ばれるもので、もう一つはT3(トリヨードサイロニン)と呼ばれるものです。T4はT3よりも多く分泌されますが、T3の方が活性が高く、体内でT4からT3へ変換されます。

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甲状腺機能亢進症とは何か?その原因と症状

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺から過剰に甲状腺ホルモンが分泌されることで、体の代謝が亢進する病気のことです。甲状腺ホルモンは、エネルギー消費や体温調節、心拍数や血圧などの自律神経系の働きに影響を与えます。甲状腺ホルモンが過剰になると、これらの機能が過敏になり、身体的や精神的な不調を引き起こします。甲状腺機能亢進症は、女性に多く見られる病気で、特に30代から40代の女性に多いといわれています。この章では、甲状腺機能亢進症の定義と分類や、主な原因と典型的な症状について詳しく解説します。

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甲状腺機能亢進症の定義と分類

甲状腺機能亢進症の定義は、血液中のT4(チロキシン)やT3(トリヨードサイロニン)などの甲状腺ホルモンが正常値よりも高くなっていることです。また、下垂体から分泌されるTSH(サイロトロピン)というホルモンが低下していることも特徴です。TSHは甲状腺ホルモンの分泌を促す働きがありますが、甲状腺ホルモンが過剰になるとフィードバック制御によって抑制されます。甲状腺機能亢進症は、その原因によって以下のように分類されます。

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原発性甲状腺機能亢進症:甲状腺自体に異常があることで発生するもので、最も多いタイプです。原因としては、バセドウ病や毒性結節性甲状腺腫などがあります。
二次性甲状腺機能亢進症:下垂体や視床下部などの上位中枢に異常があることで発生するもので、比較的まれです。原因としては、下垂体腫瘍や視床下部障害などがあります。
三次性甲状腺機能亢進症:外因性の刺激によって発生するもので、非常にまれです。原因としては、過剰なサプリメント摂取や医原性(治療上の)投与などがあります。

甲状腺機能亢進症の主な原因と典型的な症状

甲状腺機能亢進症の主な原因は、バセドウ病と呼ばれる自己免疫疾患です。バセドウ病では、自分の甲状腺を攻撃する抗体が作られますが、その抗体が甲状腺ホルモンの分泌を刺激することで、甲状腺機能亢進症を引き起こします。バセドウ病の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的な素因やストレス、感染症などが関係していると考えられています。バセドウ病は、甲状腺機能亢進症の他にも、眼球突出や皮膚隆起などの特徴的な合併症を起こすことがあります。
甲状腺機能亢進症の典型的な症状は、以下のようなものです。
疲労やだるさ:甲状腺ホルモンが過剰になると、エネルギー消費が増加し、体力や筋力が低下します。また、心拍数や血圧が上昇し、心臓に負担がかかります。これらのことで、身体的や精神的な疲労感やだるさを感じます。

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発汗や手の震え:甲状腺ホルモンが過剰になると、体温調節が乱れ、発汗が増加します。また、自律神経系のバランスが崩れ、手の震えや動悸や不安感などを感じます。
食欲増進や体重減少:甲状腺ホルモンが過剰になると、代謝が高まり、食欲が増進します。しかし、エネルギー消費が食事摂取量を上回るため、体重は減少します。
下痢や便秘:甲状腺ホルモンが過剰になると、消化器系の働きも影響を受けます。胃酸分泌量や蠕動運動(ぜんどううんどう)の速度が変化し、下痢や便秘などの便通異常を起こすことがあります。
生理不順や性欲減退:甲状腺ホルモンが過剰になると、女性ホルモンや男性ホルモンの分泌量やバランスも変化します。これによって、生理不順や性欲減退などの婦人科系や泌尿器科系の問題を起こすことがあります。

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2023年10月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : okada-minoru-home