側弯症と肋骨の関係について
側弯症と肋骨は、密接な関係があります。側弯症によって、肋骨にも様々な影響が現れるため、詳しく見ていきましょう。
側弯症とは?
側弯症とは、脊柱が左右に曲がってしまう病気です。原因は様々で、特発性(原因不明)が最も多く、先天的なものや他の病気の合併症として起こる場合もあります。
側弯症が肋骨に与える影響
側弯症によって脊柱が曲がると、それに伴って肋骨も変形することがあります。主な影響として、以下のものが挙げられます。
- 肋骨の隆起(肋骨隆起):
- 胸椎の側弯が強い場合、肋骨が後ろに突き出すように変形し、背中にコブができることがあります。これを肋骨隆起と言います。
- この肋骨隆起は、見た目の問題だけでなく、呼吸機能にも影響を与える可能性があります。
- 胸郭の変形:
- 肋骨の変形によって、胸郭(胸腔)の形も変化します。
- 胸郭が狭くなることで、肺の容量が減少し、呼吸が浅くなったり、息切れを感じやすくなったりすることがあります。
- 心肺機能への影響:
- 重度の側弯症では、心臓や肺が圧迫される可能性があり、心肺機能の低下につながることもあります。
側弯症と肋骨の関係が問題となるケース
- 呼吸機能の低下: 肋骨隆起や胸郭の変形が原因で、呼吸が困難になることがあります。
- 疼痛: 変形した肋骨が神経を圧迫したり、筋肉が緊張したりすることで、痛みを感じることがあります。
- 心身への影響: 外見の変化や身体的な不調から、心理的なストレスを感じたり、自信を失ったりすることがあります。
治療
側弯症の治療法は、年齢や曲がり具合、進行度などによって異なります。
- 観察: 軽度の側弯症では、定期的に経過を観察することがあります。
- ブラケット: 成長期の患者さんに対して、身体の成長に合わせてブラケットを装着し、曲がり具合の進行を抑制することがあります。
- 手術: 曲がりが大きく、進行が著しい場合や、呼吸機能に問題がある場合には、手術によって脊柱を矯正することがあります。
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