整体で側弯症を治療するメリットとデメリット
側弯症とは何か?
側弯症とは、背骨が左右に10度以上曲がってしまう状態のことです1。側弯症には、原因がわからない突発性側弯症や、生まれつき椎体の形が異常な先天性側弯症などがあります2。側弯症は自覚症状がないことが多く、学校の健康診断や医療機関で発見されることが多いです3。
側弯症の種類と特徴
側弯症には、背骨の曲がり方や原因によって、以下のような種類があります1。
- 後ろから見て左右に横方向へ弯曲する側弯症
- 後方に突に曲がってくる後弯症
- 後ろから見て左右に横方向へ弯曲し、かつ後方に突に曲がってくる後側弯症
- 胸椎で側弯が起こると肋骨も関与してくる胸郭変形性側弯症
- 原因がわからない突発性側弯症
- 生まれつき椎体の形が異常な先天性側弯症
これらの種類によって、治療法や予後が異なります。一般的には、突発性側弯症や先天性側弯症は整体の適応外であり、医学的な治療が必要です2。一方、仙骨の弯曲が原因の側弯症は整体で改善する可能性があります4。
側弯症の自覚症状と診断方法
側弯症は、軽度であれば自覚症状はなく、何も苦痛を伴わないことが多いです1。しかし、側弯症が進行すると、以下のような自覚症状や不都合を感じることがあります3。
- 腰や背中の痛み
- 肩甲骨や骨盤の高さの違い
- 肋骨や腰の形の変化
- 足の長さの違い
- 同じことをしても他人より疲れやすい
- 見た目が悪い
側弯症の診断は、主に以下の方法で行われます1。
- 前屈姿勢で背骨の曲がり具合を観察する
- X線写真で背骨の角度を測定する
- CTやMRIで背骨や内臓の状態を詳しく調べる
側弯症の診断は、医師によって行われるべきです。整体師やマッサージ師などの代替医療の専門家は、側弯症の診断を行う資格がありません。また、側弯症の治療には医学的な根担があるものとないものがあります。そのため、側弯症と診断された場合は、医師の指示に従うことが重要です2。
整体で側弯症を治療するメリット
整体で側弯症を治療するメリットは、以下のようなものがあります。
仙骨の弯曲が原因の側弯症は改善する可能性がある
仙骨は、もともとは腰椎のように別々の5個の骨が癒合してできた骨です。仙骨は、足を組んだり、片側だけあぐらをかいたりという生活習慣が原因で弯曲することがあります4。このような仙骨の弯曲が側弯症を引き起こすことがあります。仙骨の弯曲が原因の側弯症は、整体で仙骨を正しい位置に戻すことで改善する可能性があります4。整体師は、仙骨を触診して弯曲を確認し、優しく調整することで仙骨のバランスを改善します。また、仙骨に影響を与える筋肉や関節もほぐしていきます。仙骨が正しい位置に戻ると、背骨や肋骨も自然に正しい位置に戻っていきます4。
腰や背中の痛みなどの自覚症状を和らげることができる
側弯症は、腰や背中の筋肉や関節に負担をかけることで、痛みやコリなどの自覚症状を引き起こすことがあります3。整体では、筋肉や関節をほぐして血流やリンパ液の流れを改善することで、自覚症状を和らげることができます1。また、整体では姿勢や呼吸法なども指導してくれることがあります。
整体で側弯症を治療するデメリット
整体で側弯症を治療するデメリットは、以下のようなものがあります。
突発性側弯症や先天性側弯症は整体では改善しない可能性が高い
突発性側弯症や先天性側弯症は、原因がわからないか、生まれつき椎体の形が異常なため、整体では改善しない可能性が高いです。日本側弯症学会では、整体やカイロプラクティックなどの代替医療による側弯角度の改善や完治に関して医学的な根担がないとしています。突発性側弯症や先天性側弯症は、医師の指示に従って装具療法や手術療法などの医学的な治療を受けることが必要です。
無理な施術を受けると側弯症が悪化することがある
整体で側弯症を治療する場合は、施術者の技術や知識によって効果が大きく変わります。無理な施術を受けると、背骨に負担をかけてしまい、側弯症が悪化することがあります。特に、ボキボキと関節を鳴らすような整体は、背骨にダメージを与える可能性が高いです。また、側弯症のことを理解していない施術者は、適切な施術を行えないこともあります。そのため、整体で側弯症を治療する場合は、施術者の資格や経験、評判などを確認することが重要です。
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