側弯症とは何か?
側弯症とは、背骨が左右に曲がってしまう状態で、背骨自体のねじれを伴うことがある脊柱変形の一種です。正面から見るとまっすぐであるべき背骨が、S字型やC字型に湾曲しています。この変形により、肩や腰の高さが左右で違ったり、肩甲骨や肋骨が突き出たり、胸郭が変形したりすることがあります。側弯症は、小児期から思春期にかけて発見されることが多く、特に女子に多い疾患です。
側弯症の定義と特徴
側弯症は、単純なX線写真で脊柱変形の程度を示すコブ角が10度以上である場合に診断されます。コブ角は、背骨の曲がり具合を測る指標で、角度が大きいほど変形が重度です。一般的に、コブ角が25度未満であれば軽度、25度から40度までは中等度、40度以上であれば重度の側弯症とされます。側弯症は、背骨だけでなく胸郭や内臓にも影響を及ぼします。背骨が曲がることで胸郭が歪み、肺や心臓の機能に障害をきたすことがあります。また、腰部や胸部の筋肉や神経にも負担がかかり、腰痛や背部痛などの原因になることもあります。
側弯症の発生頻度と性差
側弯症の発生頻度は、日本では約1~2%とされています。しかし、この数字はコブ角が10度以上の場合にカウントされるもので、実際にはもっと多くの人が軽度の側弯症を持っている可能性があります。側弯症は、男女ともに発生する疾患ですが、女子に圧倒的に多いことが知られています。特に、思春期に発症する特発性側弯症は、男子に比べて女子が5~8倍多いと言われています。この性差の原因はまだ明らかではありませんが、女性ホルモンや成長速度などの要因が関係していると考えられています。
側弯症の原因と分類
側弯症には、原因によって大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれのタイプには、発症年齢や変形の特徴、治療法などが異なります。側弯症の原因を正確に診断することは、適切な治療法を選択するために重要です。
特癛性側弯症とその亜型
特癛性側弯症とは、原因不明の側弯症で、全側弯症の60~70%を占めます。特癛性側弯症は、発症年齢によって早期発症側弯症と思春期側弯症に分けられます。早期癛性側弯症は、10歳未満で発症・診断されたもので、男女比はほぼ同じです。思春期癛性側弯症は、10歳以降で発症するもので、女子に多くみられます。特癛性側弯症の原因は不明ですが、遺伝的な要素や神経・筋肉系の異常などが関係していると考えられています。特癛性側弯症は、成長期に変形が進行しやすく、装具や手術などの治療が必要になる場合があります。
先天性・症候性側弯症の原因と特徴
先天性側弯症とは、背骨や肋骨などの先天的な奇形によって引き起こされる側弯症です。胎児期に背骨や肋骨の形成障害が起こることで、背骨が欠損したり融合したりすることがあります。これらの異常は、背骨や胸郭の変形を招きます。先天性側弯症は、生まれた時から存在するか、あるいは乳幼児期から小児期にかけて発見されることが多く、男女比はほぼ同じです。先天性側弯症は、背骨や肋骨の先天的な奇形によって引き起こされる側弯症で、胎児期に背骨や肋骨の形成障害が起こることで、背骨が欠損したり融合したりすることがあります。これらの異常は、背骨や胸郭の変形を招きます。先天性側弯症は、生まれた時から存在するか、あるいは乳幼児期から小児期にかけて発見されることが多く、男女比はほぼ同じです。先天性側弯症は、成長に伴って変形が進行しやすく、呼吸機能や心臓機能に影響を及ぼすことがあります。また、腰痛や背部痛などの原因になることもあります。
先天性側弯症の治療法
先天性側弯症の治療法は、変形の程度や部位、年齢などによって異なります。一般的には、以下のような方法があります。
- 経過観察:軽度な変形で進行が少ない場合には、定期的にレントゲン写真を撮って経過を観察します。1
- 装具治療:中等度な変形で進行がある場合には、アンダーアームブレースなどの装具を使用して、矯正治療を行います。2
- 手術治療:重度な変形で装具治療が効果がない場合や、呼吸機能や心臓機能に障害がある場合には、手術治療を行います。手術では、金属の棒やネジなどで背骨を固定して変形を防ぎます。13
先天性側弯症の治療は、専門的な知識と技術を要するため、整形外科医や小児科医と相談して決める必要があります。
先天性側弯症の予後
先天性側弯症の予後は、変形の程度や部位、治療法などによって異なります。一般的には、早期に発見して適切な治療を行うことで、変形の進行を抑えて生活の質を向上させることができます。しかし、重度な変形や呼吸機能障害がある場合には、長期的なフォローアップや呼吸管理治療が必要になることもあります。4 また、成人期においても腰痛や背部痛などの問題が生じる可能性があります。
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