首をマッサージして血行を促進しよう!首に効くマッサージ方法と器具
首の痛みは、多くの人が悩まされる問題です。姿勢不良や長時間のパソコン作業、事故や寝違えなどが原因で、首周辺の筋肉や神経が圧迫されたり、炎症を起こしたりします。その結果、頭痛や肩こり、手足のしびれなどさまざまな不快な症状が引き起こされます。
そんな首の痛みを改善するためには、首のマッサージが有効です。首のマッサージは、リンパや血液の流れを良くしてむくみや老廃物を排出し、筋肉をほぐしてコリや痛みを和らげます。また、自律神経のバランスを整えてリラックス効果も得られます。
この記事では、首の痛みの原因と症状、首のマッサージの効果とやり方、首のマッサージにおすすめの器具についてご紹介します。自分でできる簡単なマッサージ方法や、プロに任せる場合のサロン選びのポイントもお伝えします。最後まで読んで、首の痛みにさよならしましょう。
首の痛みの原因と症状
首の痛みは、さまざまな原因で起こります。その中でも代表的なものを以下に挙げます。
・姿勢不良や長時間のパソコン作業などが原因で起こる首こり
姿勢不良や長時間のパソコン作業などで、首が前に出た猫背の姿勢になると、首周辺の筋肉に負担がかかります。その結果、筋肉が硬くなって血流が悪くなり、酸素や栄養素が不足します。これが首こりと呼ばれる状態です。
首こりは、首だけでなく頭や肩にも影響を及ぼします。頭部は約5kgもある重いものですが、首こりによって支える力が弱まると、頭部が重く感じて頭痛が起こります。また、肩も同じく筋肉が硬くなって血流が悪くなり、肩こりや手足のしびれなどを引き起こします。
・事故や寝違えなどが原因で起こる頸椎捻挫や頸椎椎間板ヘルニア
事故や寝違えなどで大きな衝撃が首に加わると、首周辺の筋肉や靭帯が損傷したり、頸椎(首の背骨)や椎間板(背骨同士をつなぐクッション)が変形したりすることがあります。これらは頸椎捻挫や頸椎椎間板ヘルニアと呼ばれる疾患です。
頸椎捻挫や頸椎椎間板ヘルニアは、首周辺の神経を圧迫したり刺激したりするため、首だけでなく腕や手にも痛みやしびれを引き起こします。また、脊髄を圧迫すると全身に影響を及ぼし、歩行障害や排尿障害など重篤な症状を引き起こす可能性もあります。
首のマッサージの効果とやり方
首のマッサージは、リンパや血液の流れを良くしてむくみや老廃物を排出し、筋肉をほぐしてコリや痛みを和らげる効果があります。また、自律神経のバランスを整えてリラックス効果も得られます。ここでは、自分でできる簡単なマッサージ方法をご紹介します。
・首のリンパマッサージでむくみや老廃物を排出し、血行を促進する方法
首のリンパマッサージは、顔のむくみやくすみ、首こりや肩こり、免疫力の低下などを改善する効果があります。リンパは皮膚の表面に近いところを流れているので、力を入れずに優しくなでるように行います。以下の5つのステップで順番に行いましょう。
- 鎖骨の上のくぼみに4本の指を引っ掛けるようにあて、小さく左右に20往復ぐらいなでます。鎖骨リンパ節は、すべてのリンパが最終的に集まる場所なので、ここの流れをあらかじめよくしておきます。
- 右手であごの下から左耳の下までフェイスラインに沿ってなでます。5回ぐらい繰り返します。次に、左手で右耳の下までなでます。こちらも5回ぐらい繰り返します。
- 人差し指と中指の間に耳を挟むようにします。耳の前の、口を大きく開けた時にへこむ部分に中指をあてて少し押し、耳の下を通り鎖骨の上までそっと撫で下ろします。左右同時でよいので、5回ぐらい行ってください。
- 首を横に向けると飛び出す筋肉(首筋)の上を、耳の下から肩まで撫で下ろします。5回ぐらい繰り返します。次に左手で右の首筋を肩まで同様に5回ぐらい撫で下ろします。
- 右手で左の首の付け根に手を引っ掛け、そっと押さえ、力を抜いて鎖骨の中央のあたりまでなでます。5回ぐらい繰り返します。同様に左手で右の首の付け根から鎖骨まで5回ぐらいなでます。
・首の筋肉をほぐしてコリや痛みを和らげる方法
首の筋肉をほぐすマッサージは、コリや痛みを和らげるだけでなく、姿勢や表情も改善する効果があります。筋肉は弾力性があるものなので、力強く揉んだり叩いたりするように行います。以下の3つのステップで順番に行いましょう。
- 両手を軽く握ってこぶしを作り、左右それぞれの首の側面にあてます。こぶしを軽く首に押し当てた状態で、ゆっくりと円を描くようにマッサージします。心地よい強さで行ってください。
- 両手の人差し指から薬指までの3本をそろえ、指先の腹を首後方の筋肉にあてます。縦方向の筋肉に対し、押し当てた指を外側から首の中心に向かってゆっくりと左右同時に動かします。筋肉を横断しては離すという動きを繰り返してください。
- 左手なら右肩へ、右手なら左肩へというように左右どちらかの手を反対の肩にかけるように置き、人差し指から小指までの4本の指が肩にかかるようにします。肩にかけた4本の指をゆっくりと曲げ、肩の筋肉を圧迫しては離すという動きを繰り返します。
首のマッサージにおすすめの器具
自分で首のマッサージをするのは簡単ですが、器具を使うとより効果的にできます。ここでは、首のマッサージにおすすめの器具を2つご紹介します。
・電気刺激や温熱で筋肉を刺激するネックマッサージャー
ネックマッサージャーは、首に装着して電気刺激や温熱で筋肉を刺激する器具です。電気刺激は、筋肉を収縮させて血流を促進し、コリや痛みを和らげます。温熱は、筋肉や血管を拡張させて血流を促進し、コリや痛みを和らげます。
ネックマッサージャーは、リモコンで刺激の強さやモードを調節できるものが多くあります。自分に合った強さやモードで使用することができます。また、充電式やバッテリー式など様々なタイプがあります。自分の好みや使用頻度に合わせて選ぶことができます。
・自分で力加減を調節できるハンドマッサージャー
ハンドマッサージャーは、手で持って首にあてて揉む器具です。ローラーやボールなどが付いているものが多くあります。ローラーやボールが首周辺の筋肉や組織をほぐしてくれます。自分で力加減を調節できるので、気になる部位や痛みの程度に合わせて使用することができます。
ハンドマッサージャーは、コンパクトで持ち運びやすいものが多くあります。外出先や職場でも使用することができます。また、価格も比較的安いものが多くあります。初めて器具を使ってみたい人や予算が限られている人におすすめです。
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