側弯症は、脊柱が左右に曲がってしまう病気です。その原因は様々ですが、大きく分けて特発性と続発性に分けられます。
特発性側弯症
特発性側弯症が最も多く、原因が特定できないのが特徴です。遺伝的な要素や、成長期の骨の成長のバランスが崩れることなどが考えられていますが、明確な原因は解明されていません。
続発性側弯症
続発性側弯症は、他の病気や怪我をきっかけに起こる側弯症です。主な原因としては以下のようなものが挙げられます。
- 神経系の病気: 脳性麻痺、脊髄損傷、筋肉の病気など
- 骨の病気: 骨の腫瘍、骨の感染症など
- 結合組織の病気: マルファン症候群など
- 脊髄の奇形: 二分脊椎など
- 胸郭出口症候群: 首や肩の痛み、しびれなどを伴う症状
- 姿勢の悪さ: 長時間同じ姿勢でいること、猫背など
側弯症と関連が深いと考えられているもの
- 姿勢の悪さ: 猫背や骨盤の歪みなどが、側弯症を悪化させる可能性があります。
- 運動不足: 運動不足は、筋肉のバランスを崩し、側弯症を悪化させる可能性があります。
側弯症の症状
- 背中の左右の高さが異なる
- 肩の高さが異なる
- 腰の左右の高さが異なる
- 体が傾いているように見える
- 猫背になる
- 呼吸が浅くなる
- 腰や背中が痛い
側弯症の診断
- 身体診察: 医師が背骨を触診し、曲がりの程度や形状を調べます。
- レントゲン検査: 背骨の曲がり具合を詳しく調べます。
- MRI検査: 脊髄や神経の状態を詳しく調べます。
側弯症の治療
側弯症の治療法は、年齢や曲がり具合、進行速度などによって異なります。
- 経過観察: 曲がりが軽度の場合、定期的に検査を行い、経過を観察する場合があります。
- 装具治療: 成長期の患者さんに対して、コルセットなどの装具を用いて、曲がり具合の進行を抑制する場合があります。
- 手術: 曲がりが重度の場合や、進行が早い場合は、手術によって背骨を矯正する場合があります。
側弯症の予防
側弯症の予防は、まだ完全には解明されていませんが、以下のことに注意することで、リスクを減らすことができます。
- バランスの取れた食事: カルシウムやビタミンDを十分に摂取しましょう。
- 適度な運動: 筋力トレーニングやストレッチを行い、体のバランスを整えましょう。
- 正しい姿勢: 猫背を避け、正しい姿勢を心がけましょう。
- 定期的な健康診断: 早期発見のため、定期的に健康診断を受けましょう。
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