背中の痛みは大動脈解離の可能性も?命に関わる重大な疾患に注意

大動脈解離とは何か?血管壁が裂ける危険な病気

大動脈解離とは、心臓から全身へ血液を送る太い血管である大動脈の壁が裂けて分離し、本来の血流道とは別の偽の血流道ができる病気です1。この偽の血流道は拡張したり破裂したりして、命に関わる重大な合併症を引き起こす可能性があります1。以下では、大動脈解離の原因や前兆、症状や治療法などについて詳しく説明します。

背中の痛みの治し方

大動脈とは心臓から全身へ血液を送る太い血管

大動脈とは、心臓から全身へ酸素や栄養を運ぶために必要な血液を送る太い血管です2。大動脈は、心臓を出てすぐの上行大動脈、弓状に曲がる弓部大動脈、心臓の後ろ側に回って下行する下行大動脈と腹部大動脈に分かれます2。大動脈は直径が2~3cmもあり、血管壁は内膜、中膜、外膜の三層構造になっています1。

背骨の歪みと背中の痛み

大動脈解離は血管壁が三層に分離し、偽の血流道ができる

大動脈解離は、高血圧や動脈硬化などで血管壁が弱くなったところに亀裂が入り、内膜と中膜が分離する病気です1。内膜にできた裂け目から血液が中膜に流れ込み、中膜を剥がして偽の血流道を作ります1。この偽の血流道を偽腔と呼びます1。偽腔は血圧によって拡張したり破裂したりしやすく、本来の血流道である真腔や枝分かれした血管を圧迫して、各臓器に血液が届きにくくなります1。

背中の痛み

大動脈解離の原因と前兆 高血圧や動脈硬化がリスク

大動脈解離の原因は、高血圧や動脈硬化などで血管壁が弱くなり、亀裂が入ることです1。高齢者や男性、喫煙者や肥満者などはリスクが高いと言われています1。また、遺伝的な要因や外傷なども原因となることがあります1。大動脈解離の前兆は、胸部や背中に突然の激痛や違和感があることです1。しかし、これだけでは大動脈解離と気づきにくいこともあります。早期発見と早期治療が重要です。

背中の痛みの原因と整体の治療法

高血圧や動脈硬化などで血管壁が弱くなり、亀裂が入る

大動脈解離の最も多い原因は高血圧です1。高血圧は長期間にわたって血管壁に負担をかけて傷つけます1。また、高コレステロールや糖尿病などで動脈硬化が進むと、血管壁が厚く硬くなります1。これらの状態で心臓から出る強い衝撃波(パルス波)や急激な血圧上昇(ストレスや運動など

整体の背中の痛みの改善方法

大動脈解離の症状と治療法 背中の痛みがあれば早めに受診を

大動脈解離の症状は、胸部や背中に突然の激痛や違和感があることです1。しかし、これだけでは大動脈解離と気づきにくいこともあります。大動脈解離は重篤な合併症を引き起こす可能性が高いので、早期発見と早期治療が重要です1。大動脈解離の治療法は、手術やステントグラフトなどで解離した大動脈を修復することです1。以下では、大動脈解離の症状と治療法について詳しく説明します。

整体の背中の痛みの治療法

大動脈解離は重篤な合併症を引き起こす可能性が高い

大動脈解離は、偽腔が拡張したり破裂したりして、本来の血流道である真腔や枝分かれした血管を圧迫して、各臓器に血液が届きにくくなります1。これによって、以下のような重篤な合併症を引き起こす可能性があります1。

背中の痛みと整体の治療法

  • 心タンポナーデ:心臓を包む膜の中に出血して心臓が圧迫されることで、心臓の機能が低下し、ショックや死亡に至ることがあります。
  • 心筋梗塞:心臓に血液を送る冠動脈が偽腔に圧迫されて閉塞することで、心筋細胞が壊死し、心臓の機能が低下することがあります。
  • 大動脈弁閉鎖不全:上行大動脈が拡張することで、心臓から大動脈に血液を送る弁(大動脈弁)が正常に閉じなくなり、血液が逆流することがあります。これによって、心不全や肺水腫などを引き起こすことがあります。
  • 脳梗塞:頭部に血液を送る頚動脈や椎骨動脈が偽腔に圧迫されて閉塞することで、脳細胞が壊死し、神経障害や死亡に至ることがあります。
  • 上肢・下肢虚血:上肢や下肢に血液を送る血管が偽腔に圧迫されて閉塞することで、手足の筋肉や皮膚などが壊死し、壊疽(かいそ)や切断を必要とすることがあります。
  • 内臓虚血:内臓(肝臓・胃・小腸・大腸・腎臓など)に血液を送る血管が偽腔に圧迫されて閉塞することで、内臓組織が壊死し、機能不全や腹膜炎などを引き起こすことがあります。
  • 脊髄虚血:脊髄に血液を送る血管が偽腔に圧迫されて閉塞することで、脊髄細胞が壊死し、下半身の麻痺や排尿障害などを引き起こすことがあります。

大動脈解離は手術やステントグラフトなどで治療する

大動脈解離の治療法は、解離した大動脈を修復することです1。解離した部位や症状の重さによって、手術やステントグラフトなどの方法が選択されます1。

背中の痛みを改善する方法

  • 手術:開胸手術で解離した大動脈を人工血管で置換する方法です。心臓に近い上行大動脈が解離した場合(スタンフォードA型)は、緊急手術が必要です。下行大動脈が解離した場合(スタンフォードB型)は、内科的治療で様子を見ますが、大動脈径の拡大や内臓虚血などの合併症があれば手術を行います。
  • ステントグラフト:カテーテルで大動脈内に人工血管(ステントグラフト)を挿入して解離した部位を塞ぐ方法です。下行大動脈が解離した場合(スタンフォードB型)で、手術のリスクが高い場合や早期に解離の原因となった内膜亀裂部を塞ぐことで拡張進行を抑える場合に適用されます。

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2023年10月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : okada-minoru-home