ギックリ腰になったらすぐにやるべきこと。痛みの緩和や悪化防止のための対処法

ギックリ腰になったらすぐにやるべきこととは、痛みを和らげたり、炎症を抑えたり、悪化を防いだりするための対処法です。ギックリ腰は、腰の筋肉や関節に負担がかかり、炎症や損傷が起こることで引き起こされます。そのため、無理をせずに安静にすることや、温冷療法を行うことが重要です。また、動かなすぎると筋肉が硬くなったり、血行が悪くなったりすることがありますので、適度に歩いたり、体操したりすることもおすすめです。この章では、ギックリ腰になったらすぐにやるべきことについて詳しく解説します。

安静にすること。動かなすぎずに適度に歩いたり体操したりすること

ギックリ腰になったら、無理をせずに安静にすることが大切です。激しい運動や重いものを持つなどの負荷を控えることで、痛みや炎症を悪化させないようにします。安静にするということは、完全に動かないということではありません。動かなすぎると、筋肉が硬くなったり、血行が悪くなったりすることがあります。適度に歩いたり、体操したりすることで、筋肉や関節の柔軟性を保ちましょう。歩く場合は、足元が滑らないように注意しましょう。体操する場合は、以下のようなものがおすすめです。

• 腰回し: 足を肩幅に開いて立ち、両手を腰に当てます。腰をゆっくりと左右に回します。これを10回ずつ繰り返します。
• 背中伸ばし: 仰向けに寝て両足を曲げて床につけます。両手を頭の後ろで組みます。息を吐きながら上半身を持ち上げて、背中を伸ばします。息を吸いながら元の位置に戻ります。これを10回繰り返します。

温冷療法を行うこと。発症直後は冷やし、2日目以降は温めること

ギックリ腰になったら、温冷療法を行うことがおすすめです。

温冷療法とは、氷嚢や湯たんぽなどを使って、腰に冷やしたり温めたりすることです。これによって、血管の収縮や拡張を促し、血液やリンパ液の流れを改善します。また、神経の伝達を抑制し、痛みを和らげます。一般的には、発症直後は冷やし、2日目以降は温めると効果的です。冷やす場合は氷嚢などを使って15分程度冷却し、温める場合は湯たんぽやカイロなどを使って15分程度温めます。温冷療法を行う際の注意点としては、以下のようなものがあります。

• 直接肌に当てるとやけどや凍傷の原因になるので、タオルなどで間に挟むこと
• 温めすぎたり冷やしすぎたりすると逆効果になるので、適度な温度にすること
• 痛みが増したり赤みや腫れが出たりする場合は、すぐに中止すること

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