頭痛を和らげる食べ物や飲み物

マグネシウムが豊富な食品

海藻類には、マグネシウムやカルシウムなどのミネラル類や、食物繊維が豊富に含まれています。マグネシウムは、血管の収縮や拡張を調節する働きがあり、偏頭痛の予防に有効であると考えられています1。わかめごはんや海藻サラダ、ひじきの煮物など、海藻類を使った料理を毎日の食事で取り入れてみましょう。

大豆製品にもマグネシウムが多く含まれています。また、タンパク質やビタミンB2などの栄養も豊富です。ビタミンB2は、エネルギー代謝を促進する働きがあり、偏頭痛の予防に有効であると指摘されています2。豆腐は冷奴や麻婆豆腐など、納豆はご飯やパンに乗せて食べるなど、手軽に摂取できます。

魚介類にはオメガ3系脂肪酸が多く含まれています。オメガ3系脂肪酸は抗炎症作用があり、片頭痛を抑える効果があると指摘されています3。サーモンや青魚は刺身や焼き魚などで食べることができます。また、缶詰や乾物でも摂取できます。

ナッツ類もオメガ3系脂肪酸が多く含まれています。また、マグネシウムやビタミンEなどの栄養も豊富です。ビタミンEは血液循環を改善する働きがあり、偏頭痛の予防に有効であると考えられています4。ナッツ類はそのまま食べたり、サラダやヨーグルトにトッピングしたりして食べることができます。

水分不足は血液の流れを悪くし、頭痛の原因になります。水分補給は頭痛の予防にも重要です。水や白湯は無味無臭で飲みやすく、カロリーもゼロです。一日に1.5〜2リットル程度を目安に飲みましょう。

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには、血管を収縮させ、片頭痛による痛みを軽減する効果があるとされています。しかし、カフェインの摂りすぎはかえって頭痛を悪化させるので注意してください。一日に2〜3杯程度を目安に飲みましょう。