ぎっくり腰とは何か?原因と症状を知ろう
ぎっくり腰は、突然腰に強い痛みが生じる状態で、正式な病名は「急性腰痛症」と言います。重たいものを持ち上げたり、腰を捻るなど直接的なきっかけがある場合もありますが、特にきっかけなく発症する場合もあります。この記事では、ぎっくり腰の主な原因や危険因子、そして症状の特徴や種類について詳しく解説します。
ぎっくり腰の正式な病名と定義
ぎっくり腰の正式な病名は「急性腰痛症」と言います。急性腰痛症とは、腰の関節や椎間板、筋肉、靭帯などが損傷したり、炎症を起こしたりすることで、急激に生じた強い腰痛を指します。発症してから2~3日を「急性期」と言い、この時期は最も症状が強く、患部の炎症も強いと考えられます。急性期を過ぎると、「亜急性期」に入ります。亜急性期は急性期を過ぎて、発症から一週間程度の期間です。亜急性期を過ぎると「慢性期」に入ります。慢性期は発症から一ヶ月以上経過しても腰痛が改善しない場合を指します。
ぎっくり腰の主な原因と危険因子
ぎっくり腰の原因は様々ですが、主に以下のようなものが挙げられます。
- ストレッチ不足:腰や股関節周りの筋肉の柔軟性が不足していることで、腰周りの動きが硬くなり、腰の関節捻挫や肉離れを起こしてしまいます。
- 筋力不足:背骨を支えている腰の筋肉やインナーマッスルが衰えることで、重たいものを持ち上げたりしたときにうまく動かず、腰の関節捻挫や肉離れを起こしてしまいます。
- 腰に負担のかかる動き方・疲労:中腰が長時間続くことや前かがみや腰を反らす動作が繰り返されることで、腰に過度な負担がかかります。また、重たいものを持ち上げる際に下半身を使わずに腰だけで持ち上げるような動作も一度に過度な負担がかかるため、ぎっくり腰を起こす原因になります。
また、以下のような危険因子もぎっくり腰になりやすいと言われています。
- 年齢:加齢に伴って筋力や柔軟性が低下し、関節や椎間板も劣化するため、若年層よりも高齢者の方がぎっくり腰になりやすいです。
- 性別:男性は女性よりも筋力が高いため、重たいものを持ち上げる機会が多く、その際に腰に負担がかかることでぎっくり腰になりやすいです。
- 体型:肥満は体重が増えることで腰に負担がか
心理的ストレス:外見や生活への影響により自己イメージや心理的ストレスが生じることがある。カウンセリングやサポートグループなどの利用を検討すること。
ぎっくり腰予防のためのインナーマッスルトレーニング 効果的な方法と注意点
ぎっくり腰を防ぐためには、インナーマッスルを鍛えることが重要です。インナーマッスルとは、骨格を支えるために存在する筋肉で、姿勢を安定させたり、関節を保護したりする役割があります。インナーマッスルが弱くなると、骨格が歪んだり、関節に負担がかかったりして、ぎっくり腰の原因になります。この記事では、インナーマッスルとは何か、その役割と重要性、そしてインナーマッスルを鍛えるための具体的なトレーニング方法について詳しく解説します。
インナーマッスルとは何か?その役割と重要性
インナーマッスルとは、骨格を支えるために存在する筋肉で、主に以下のようなものがあります1。
- 腸腰筋:腰椎から大腿骨にかけて走行する筋肉で、腰の安定化や股関節の屈曲・外旋を担います。
- 腹横筋:腹部の深層にある筋肉で、内臓を支えたり、背骨や骨盤を安定させたりします。
- 骨盤底筋群:骨盤の底部にある筋肉で、尿や便の排出をコントロールしたり、骨盤内圧を調整したりします。
- 棘上筋・棘下筋・小円筋・大円筋:背中の深層にある筋肉で、背骨や肩甲骨を安定させたり、肩関節の動きをサポートしたりします。
これらのインナーマッスルは、自分で意識して動かすことが難しい筋肉ですが、非常に重要な役割を果たしています。インナーマッスルが強いと、以下のようなメリットがあります2。
- 姿勢が良くなる:インナーマッスルが強いと、背骨や骨盤が正しい位置に保たれます。その結果、姿勢が良くなります。姿勢が良いと、呼吸や血液循環も良くなります。
- 関節への負担が減る:インナーマッスルが強いと、関節周囲の筋肉や靭帯が適切に働きます。その結果、関節への負担が減ります。関節への負担が減ると、関節痛やぎっくり腰などのケガや病気を予防できます。
- 運動能力が向上する:インナーマッスルが強いと、体幹が安定します。その結果、運動時のバランスやパワーが向上します。運動能力が向上すると、スポーツや日常生活の動作が楽になります。
インナーマッスルを鍛えるための具体的なトレーニング方法
インナーマッスルを鍛えるためには、以下のようなトレーニング方法が有効です3。
- 腹筋を意識して呼吸する:仰向けに寝て、両足を曲げて立てます。おへそを引き込むようにして、腹筋に力を入れます。その状態で、鼻からゆっくりと息を吸って、口からゆっくりと息を吐きます。この呼吸を10回繰り返します。このトレーニングは、腹横筋や骨盤底筋群を鍛えることができます。
- 仰向けに寝て両足を上げる:仰向けに寝て、両足を曲げて立てます。おへそを引き込むようにして、腹筋に力を入れます。その状態で、両足をまっすぐに伸ばして上げます。足が床と平行になるまで上げたら、ゆっくりと元の位置に戻します。この動作を10回繰り返します。このトレーニングは、腹横筋や腸腰筋を鍛えることができます。
- 四つん這いになって両手足を伸ばす:四つん這いになって、手のひらと膝で体重を支えます。おへそを引き込むようにして、腹筋に力を入れます。その状態で、右手と左足を同時にまっすぐに伸ばします。手と足が床と平行になるまで伸ばしたら、ゆっくりと元の位置に戻します。同じように左手と右足も伸ばします。この動作を交互に10回ずつ繰り返します。このトレーニングは、腹横筋や棘上筋・棘下筋・小円筋・大円筋を鍛えることができます。
これらのトレーニングは、インナーマッスルの働きを意識しながら行うことが大切です。また、無理のない範囲で行い、痛みや違和感がある場合はやめるようにしましょう。
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