ぎっくり腰はくしゃみで起こる?くしゃみが痛みを引き起こすメカニズムと対策方法
ぎっくり腰は急性の腰痛で、日常生活でよく起こります。荷物を持ち上げたり、腰をひねったりしたときだけでなく、くしゃみや咳をしたときにも発症することがあります。この記事では、なぜくしゃみでぎっくり腰になるのか、どうやって予防や対処ができるのかを解説します。
くしゃみでぎっくり腰になる理由
くしゃみは鼻や喉の異物を排除するための反射的な動作ですが、その際にかなりの力が体にかかります。特に腹筋が強く収縮して上半身が前方に曲がることで、腰部に大きな負担が生じます。この負担は椎間板や筋肉、関節などに影響して痛みを引き起こすことがあります。
椎間板への負担
椎間板は背骨と背骨の間にあるクッションのような組織です。椎間板は加齢や圧迫負荷で傷んだり変形したりすることがあります。椎間板が傷んだ状態で、急激な力がかかると、椎間板自体が痛んだり、内部から髄核という組織が飛び出して神経を圧迫したりすることがあります。これが腰椎椎間板ヘルニアと呼ばれる病気です。くしゃみで椎間板にかかる圧力は、20kgの荷物を持ち上げたときと同じくらいとも言われています。そのため、くしゃみで椎間板が傷ついてぎっくり腰になることがあります。
筋肉や関節への負担
くしゃみで上半身が前方に曲がるとき、背中や腰の筋肉にも大きな力がかかります。筋肉に疲労が溜まっていたり、柔軟性が低下していたりすると、筋肉が引き伸ばされて傷ついたり、急激に収縮して痛んだりすることがあります。これは「腰の肉離れ」とも言えます。また、背骨と背骨のつなぎ目にある椎間関節も、くしゃみの衝撃で炎症や癒着があると、関節包という袋が引き伸ばされたり断裂したりして痛みを生じます。これは「腰の捻挫」とも言えます。
くしゃみでぎっくり腰にならないための予防法
くしゃみでぎっくり腰にならないためには、日頃から腰部のケアをすることが大切です。また、くしゃみをするときには、体を支えるものを利用したり、体を柔らかく保ったりすることで、腰部への負担を減らすことができます。
体を支えるものを利用する
くしゃみをするときには、机や壁などに手をついて体を支えることで、体が折れ曲がる動きを抑えることができます。これによって、椎間板や筋肉、関節への負担を減らすことができます。また、手で体重を受け止めることで、椎間板への圧力も軽減されます。立っているときは、膝や股関節を少し曲げて姿勢を安定させたり、周りの物につかまったりしても効果的です。
体を柔らかく保つ
日頃から背中や腰の筋肉を柔らかく保つことで、くしゃみや咳の衝撃に耐えやすくなります。入浴後など体が温まった状態でストレッチを行うとより効果的です。上体反らしや猫のびストレッチなどは背中や腹部の柔軟性を高めるのにおすすめです。太ももの後面やお尻のストレッチは腰部への負担を減らすのに役立ちます。
くしゃみでぎっくり腰になってしまったときの対処法
くしゃみでぎっくり腰になってしまったときは、以下のような対処法を行うことが大切です。
安静にする
ぎっくり腰になったら、無理をせずに安静にすることが基本です。激しい運動や重いものを持ち上げたりすることは避けましょう。また、腰に冷やしたり温めたりすることも効果的です。冷やすことで炎症を抑えることができますが、冷えすぎると筋肉が硬くなるので注意してください。温めることで血行を促進して筋肉の緊張をほぐすことができますが、熱すぎると炎症を悪化させるので注意してください。冷やす場合は15分程度、温める場合は20分程度が目安です12。
医師の診察を受ける
ぎっくり腰は自然治癒力が高いので、安静にしていれば数日から数週間で回復することが多いです。しかし、痛みが強い場合や長引く場合は、医師の診察を受けることが必要です。医師は、レントゲンやMRIなどの検査で腰部の状態を確認し、必要に応じて鎮痛剤や筋弛緩剤などの薬を処方したり、理学療法や注射などの治療を行ったりします34。また、椎間板ヘルニアや脊椎圧迫骨折などの重篤な疾患が原因である場合は、手術が必要になることもあります56。
以上がくしゃみでぎっくり腰になる理由と対策方法についての説明です。くしゃみは思わぬ腰痛の原因になることがあるので、日頃から腰部のケアを怠らないようにしましょう。また、ぎっくり腰になってしまったら、無理をせずに早めに医師の診察を受けることも大切です。
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