腰痛を引き起こす意外な原因:スマホやパソコンの使いすぎに注意
腰痛は多くの人が経験する身近な症状ですが、その原因は様々です。中でも、現代人に多い原因として、スマホやパソコンの使いすぎが挙げられます。スマホやパソコンを長時間見ることで、姿勢や目の使い方が変わり、腰に負担がかかります。また、その他の健康面にも悪影響を及ぼします。この記事では、スマホやパソコンが腰痛の原因になるメカニズムと、その健康への影響と、その改善方法についてご紹介します。
スマホやパソコンが腰痛の原因になるメカニズム
スマホやパソコンが腰痛の原因になるメカニズムは、主に姿勢や目の使い方に関係しています。スマホやパソコンを見るときに、猫背や前かがみ姿勢になると、腰に過剰な負荷がかかります。また、目を画面に集中させると、体全体が固定されてしまい、血流が悪くなります。これらのことで、腰の筋肉や関節、神経などの組織が傷つきやすくなり、炎症や痛みを引き起こします。具体的なメカニズムについて詳しく見ていきましょう。
猫背や前かがみ姿勢で腰に負担がかかる
スマホやパソコンを見るときに、首を前方に突き出し、画面を覗き込むような姿勢になる人は多いでしょう。この姿勢は、背骨のカーブを崩してしまい、腰に過剰な負荷がかかります1。背骨は通常S字状のカーブをしており、これが上からの圧力を分散する役割を果たしています。しかし、このカーブが崩れると、腰椎の間にあるクッションの役割をする椎間板に200kg以上の負荷がかかります2。これは相撲取り2人分の重さです。椎間板は中央の髄核と外側の線維輪という組織でできており、髄核は姿勢の変化で移動します。前かがみ姿勢が長く続くと、髄核が後方に移動し、線維輪を傷つけてしまいます。これがぎっくり腰や椎間板ヘルニアの原因になります。
目の使い方で体全体が固定される
スマホやパソコンを見るときには、目の使い方も重要です。目の使い方には周辺視と中心視という2種類があります3。周辺視は自分自身の体を含めた周囲を広く眺めるようにするもので、中心視は本を読んだり画面を集中的に見るようにするものです。スマホやパソコンを見るときは中心視を使いますが、このとき両目のレンズを絞って目的とする情報を得ようとします。このため、両目を画面に集中させる姿勢になります。この姿勢では頭や体全体を固定しようとする反応が見られます4。これによって体全体が硬くなり、頭や上半身を支え続けている腰に負担がかかります。
スマホやパソコンの使いすぎがもたらす健康への影響
スマホやパソコンの使いすぎは腰痛だけでなく、他の健康面にも悪影響を及ぼします。肩こりや頭痛、目の疲れなどの症状が出ることはもちろん、睡眠時間が減り、生活リズムが乱れることもあります。また、スマホやパソコンの画面から発せられる青色光は、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌を抑えることで、入眠障害や睡眠不足を引き起こす可能性があります。睡眠不足は免疫力の低下や自律神経の乱れなどを招き、腰痛の悪化につながるだけでなく、心血管系や内分泌系などの慢性疾患のリスクを高めます。スマホやパソコンの使いすぎがもたらす健康への影響について詳しく見ていきましょう。
肩こりや頭痛、目の疲れなどの症状が出る
スマホやパソコンを見るときに、首を前方に突き出し、画面を覗き込むような姿勢になると、首や肩に過剰な負荷がかかります。首や肩の筋肉は常に緊張した状態になり、血行不良や筋肉の硬化を引き起こします。これが肩こりや頭痛の原因になります。また、目を画面に集中させると、目の筋肉も緊張し、目の水分が減ってドライアイになります。これが目の疲れやかすみ目、充血などの原因になります。これらの症状は腰痛と相互に影響し合い、全身的な不調を引き起こします。
睡眠時間が減り、生活リズムが乱れる
スマホやパソコンは便利で楽しいですが、ついつい長時間使ってしまうこともあります。特に夜間にスマホやパソコンを使うと、睡眠時間が減ってしまうことがあります。睡眠時間が減ると、脳や体の回復が十分に行われず、腰痛を含めたさまざまな不調を引き起こします。また、スマホやパソコンから発せられる青色光はメラトニンという睡眠ホルモンの分泌を抑えることで、入眠障害や睡眠不足を引き起こす可能性があります。メラトニンは夜間に分泌されるホルモンで、体内時計を調整する役割もあります。メラトニンの分泌が乱れると、生活リズムが乱れてしまいます。生活リズムが乱れると、食事や運動などの健康習慣も崩れやすくなり、腰痛の悪化につながります。
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